11 妖眼幻視行 前編
脚本:加茂靖子/絵コンテ:松尾衡/演出:蓮井隆弘、いとがしんたろー/作画監督:稲留和美、森島範子、ヤマダシンヤ/作画監督補佐:斎藤恒徳、長谷部敦志/エフェクト作画監督:橋本敬史

久しぶりに妹のミシェーラに連絡を取ったレオの耳に飛び込んできたのは、驚くべき知らせだった。なんと結婚を決めた彼女は、婚約者と一緒にヘルサレムズ・ロットに向かっている途中だと言う。ライブラのメンバーである自分と関係があることが周囲に知られれば、ミシェーラの命も危ない。そう考えたレオは、クラウスたちに妹の護衛を依頼するのだった。そうして訪れた兄妹の再会の日。元気いっぱいのミシェーラの姿に胸を撫で下ろすレオだが、安心したのもつかの間、彼の目に不気味な異界の存在の姿が飛び込んできた。その男の名はDr.ガミモヅ。婚約者に取り憑いてヘルサレムズ・ロットにやって来た彼もまた、レオと同じ「神々の義眼」保有者だった。